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中高一貫校を選ぶ理由

最近、中高一貫校を選択する生徒さんが増えています。

人気がある公立中高一貫校をご紹介します、3種類あります。

①高校募集がない「中等教育学校」

②中高を接続し、高校でも募集を行う「併設型」

③場所が近い中学と高校が交流する「連携型」

この3つです。東京では2005年から始まっています。

大阪は、①②の大阪府立咲くやこの花中学校・高校、大阪府立富田林中学校・高校、大阪府立水都国際中学校・高校

③は大阪府立豊中高等学校能瀬分校・能瀬町立能瀬中学校

です。

暗記や計算、文章問題などの今までの入試問題とは異なり、考える力があるかどうかを判定されます。

これからの受験は中高一貫校だけではなく、全体的にこのように変わっていく可能性があります。

特徴:

◎6年間じっくりと生徒を育む教育理念が根底

◎大学進学実績にも力点を置き始めている

◎国の教育方針に従ってディベート授業や反転学習も取り入れている

◎ほぼ同じ地域からの受験生に集約(地域密着型学習カリキュラムが多い)

◎授業料がない(制服代や教材費などは別途必要)

入試方法:

●大阪市立咲くやこの花中学校

○適性検査Ⅰ

【4分野(ものづくり、スポーツ、言語、芸術)共通問題】

(1)与えられた課題を理解し、的確にとらえ、文章で表現する力をみる。⇒読解+300字程度の作文

(2)自然科学的な問題や数学的な問題を分析し、解決に向けて思考、判断、表現する力をみることを主眼とした内容。⇒算数的問題

○適性検査Ⅱ

それぞれの分野に関する才能の芽生えを検査することを主眼とした内容。

作文(自己表現) ※令和4年度入試より面接、自己申告書はなくなります。志望動機や分野に対する興味・関心などについて300字の作文を15分で書く。前もって書く内容を準備することができる。

●大阪府立富田林中学校

○適性検査Ⅰ(国語的問題)国語を適切に表現し正確に理解するための基礎的・基本的な知識・技能、他の人の立場で考える想 像力、分かりやすく伝えるための表現力及び筋道立てて考えるための思考力と思考に基づく判断力をみる。

○適性検査Ⅱ(社会・理科融合的問題)グローバルな視野、資料やデータを活用する力、論理的思考力及び課題発見・解決能力などをみる。

○適性検査Ⅲ(算数的問題)資料・図表や与えられた条件などから見通しをもち、判断や考察をし、問題解決を図る能力をみる。

作文400字程度とし、中高一貫校で6年間学び続けていくことができる意欲・適性及び自らの考えや意見を論理的かつ適切に表現する力をみる。

●大阪市立水都国際中学校

○適性検査Ⅰ

(1)与えられた課題を理解し、的確にとらえ、文章で表現する力をみる。⇒読解+300字程度の作文

(2)自然科学的な問題や数学的な問題を分析し、解決に向けて思考、判断、表現する力をみることを主眼とした内容。⇒算数的問題

○適性検査Ⅱ物事を多面的に深く思考し、論理的に表現する力を見ることを主眼とした内容。⇒400字以内の作文2題作文(自己表現) ※令和4年度入試より面接、自己申告書はなくなります。英語の学習に対する意欲や興味・関心などについて300字の作文を15分で書く。前もって書く内容を準備することができる。

入試対策:

「適性検査」とは、私立中学受験のような教科別の試験ではなく、教科を超えた総合的な力をはかる試験です。

例えば、身近な環境問題を資料やグラフを見て考えながら計算をする問題、リサイクルの材料を使って理科実験をし、その考察に関する問題などが有名です。

また必ず課せられる「作文」は、自由記述ではなく、文章を読ませ「なぜ、そう思うのかあなたの考えを書きなさい」というような、答えが1つに決まらない「考える力」を問う問題が見られます。

普段から多くの情報や知識を身に付け、同時にどのように考え、取り組んでいけばいいのかを創造できるお子さんが今必要とされています。

志望校選びの一つに参にしてみてください。

Aqua rinでは多くの学校から一人ひとりに合った学校をご紹介してい行きます、

ぜひ一度ご連絡ください。

参照文献:偏差値だけに頼らない 中高一貫校選び2023 AERABOOK