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不登校特例校

先日、大阪市は、不登校の生徒が学校で多様な教育を受けられる「不登校特例校」を2024年春にも設置する方針を発表しました。

不登校の生徒の集団生活への適応や学習支援が狙いです。市立夜間中学(夜間学級)を併設し、既存の夜間中学二つをなくす統廃合案も検討中のようです。

大阪市立の中学校における不登校生徒は年々増加していて、昨年度は全生徒のおよそ6.5%にあたる3306人と、全国平均を大きく上回っています。(全国平均4.09%)

これを受け大阪市は、不登校生徒が個人に合った多様な教育を受けられる「不登校特例校」を、2024年にも大阪府内で初めて設置する方針です。京都府や奈良県にはあるのに、大阪府にはなかったことに驚きですね。

大阪市はこれまでにも、不登校生徒の学習の場として「教育支援センター」を3カ所設置していましたが、自学自習が基本で学習方法は限られていました。

「不登校特例校」では、教員による対面授業や、オンライン授業も行う予定だということです。

文部科学省によると、不登校特例校は小中学校や高校など8都道府県に17校(公立8校、私立9校)あります。

文部科学大臣の指定を受け、不登校の児童や生徒に配慮した特別な教育課程を編成することができます。

大阪市教委によると、市立中学校の不登校の生徒は3306人(今年3月現在)で、全生徒数に占める割合が6・48%と全国平均の4・09%を大きく上回っています。

今年度までに3カ所作った「教育支援センター」で不登校の生徒の学習支援や心理カウンセラーによる面談などを続けていますが、さらに対策を進めるため、特例校の設置を検討しているようです。

このような施設がたくさんできて、不登校児童・生徒さんが通いやすい、生きやすい場所がどんどん増えることが嬉しいですが、

何よりの課題は、一人ひとりの意識改革だと思っています。

学校へ行かず、家にいる子供を恥ずかしいことではありません。

必ず居場所はありますし、学校へ行かない選択をしたあなたは立派だと、頑張った!と思います。

多様性を求める世の中において、教育現場でもこのような多様性を認めていける世の中になるといいなと、

Aqua rinは思っております。

参考:文部科学省

https://www.mext.go.jp/content/20200130-mxt_jidou02_000004552-1.pdf

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1397860.htm